
自毛植毛の体験談
【問】
自毛植毛する前、AGAの進行状態はどんな感じだったのですか?
はい。 僕の場合は、つむじの周辺が薄くなって、そり込みの部分もM字が結構進んでいました。
M字に関しては、普段、髪を下ろしていれば、それほど目立たない(ような気がしていた)のですが、実際にはかなり進行していて、前頭部だけ離れ小島のように髪の毛が残る状態になるのは時間の問題だと思っていました。
自分的には、M字ハゲが進むのは、ある程度ゆるせましたが、前頭部だけ離れ小島のようにハゲるのだけはイヤだったので、どうしたものかと思っていました。
【問】
自毛植毛以外の方法というのは検討したことはあるのですか?
実は、20代の頃、増毛サロンのカウンセリングを受けて酷い目にあったんです。
そもそも、かつらをつけるというのは、なんだか、ずっと仮面をかぶって人生を生きるような気がしたのでイヤでした。それで、カツラじゃない方法ということで、新聞で増毛サロンの広告を見て興味を持ったんです。
当時、増毛というのが、どういうものかわからなかったのですが、よくよくハナシを聞いてみると、薄くなって、まばらに生えてる髪の毛に、人工(?)の髪の毛の束(5本くらい)を縛り付けて、髪を増やすというものでした。
たしかに、カツラではないので、突然カツラが取れたり・・・という心配はなさそうでしたが、元々の髪の毛が伸びると、縛り付けた人工毛も当然一緒に、上昇してきます。
それを、1~2ヶ月に一度くらいのペースでメンテナンスするために、ずっとサロンに通い続けなければならないということでした。
最初の施術料金も高額でしたが、その後のメンテナンスにかかる費用も、一回2~3万くらいだったような気がします。専用のシャンプー等も購入しなければなりませんでした。
これでは、髪の毛のある生活を維持するために働くようなものだなと思いました。また、そのサロンが閉店などしたら、メンテナンスはどうしたら良いのか?ということも気になりました。
事実、そのサロンは数年後、
消滅しました。
望んでいたのは、頭髪のことを何も心配せずに暮らせる生活でした
僕が望んでいたのは、以前のように、頭髪のことを何も心配せずに暮らせる生活でした。
しかし、カツラも、増毛も、その『頭髪のことをなにも心配せずに暮らせる生活』とはほど遠い方法でした。
しかし、カウンセリングしてくれた、『先生』と呼ばれている人が、あまりにも強行に勧誘してきて、
『このままにしておくと、もっと酷いことになる』
とか、
『今ならまだ間に合うし、今月はキャンペーンだから、お得だよ』ということをいわれ、気が動転していた僕は、契約書にサインをしてしまいました。
その後、冷静になって考えて、やっぱり、これは僕が求めているモノとは違うと思い、信頼できる知人にいろいろ相談して、解約するためのアドバイスをもらって、なんとか解約できましたが、その出来事は僕の中ではトラウマになりましたね。
また、その頃はまだ植毛なんて方法があると知らなかったので、結局、当時はなにもせずに諦めました。
自毛植毛する前の生活
【問】
自毛植毛する前の生活はどんなものでしたか?
はい。当時は彼女もいませんでした。というか、10年くらいは彼女はずっといない生活です。
自分でいうのも何ですが僕は元々は性格は明るい方で、女性とも気軽に会話ができるタイプだったと思います。髪の毛が薄くなる前は、何人もの女性とつきあってきました。
しかし、薄毛が進行してくると、やはりそれをコンプレックスに思っているから、女性の前でも自信がない・・・というか、堂々と振る舞えないんですよね。
自分の禿げている部分が、相手の視野に入らないように、立ち位置の角度、高さなどに、いつも気を遣っていました。外では帽子をかぶっている時間も長く、頭皮が蒸れるのを心配しながらも、人前では帽子をかぶるのをやめることはできませんでした。
そして、誰もいない自分の部屋に帰ってきて、帽子を脱ぐとホッとする・・・という生活を繰り返していました。彼女は欲しかったですが、自宅で帽子を取ったときに、『一人は気楽だ』と思っていたのも正直なところです。
【問】
■自毛植毛をしった、キッカケは?
例の増毛サロンのクーリングオフ事件でトラウマを抱えてから10年くらいして、あるとき、町中のバスのボディーに、『自毛植毛』という文字をみたのが最初でした。
はじめは、そんな方法があるのか・・・。 と思うだけでしたが、以前に、増毛サロンの件で苦い記憶があるので、自分が行くところではないな・・・と思って、スルーしていました。
その頃は、10年前から比べると、当然、抜け毛の具合もかなり進行していて、もう自分はこのまま、薄毛の男として、彼女もできないまま生きていくんだな・・・と思っていました。つまり諦めていたんです。
しかし、何度もその自毛植毛の広告をみているうちに、
植毛というからには、まさか、自前の残り少ない髪の毛に人工の髪を縛り付ける方法とは違うだろうけど、一体それはどういう方法なのか?
というか、
移植する髪の毛はどこから持ってくるのか?
自毛植毛というからには、自分の毛だろ?
禿げてるのに、自分に移植とかできるのか?
という疑問がふつふつとわいてきました。
そして、そもそも、そんな大それた手術は一体いくらかかるんだ?
と思い始めたんです。
きっと、めちゃくちゃ高額に違いない。
だから、やめておこう。
また、あの増毛サロンの時のように、解約時にイヤな思いをするだけだろう・・・と思って、なるべく自毛植毛のことは考えないようにしました。
僕の希望は一貫して変わらず、髪の毛がフサフサだった頃と同じように、何の心配もせずに暮らせることです。
あるとき、そのことをよく考えてみました。
自分は、自毛植毛手術のことをよく調べたのだろうか?
(いや、調べてない。どんなものかもわからない)
自毛植毛が、文字通り、自分の毛を移植するということであれば、その後、自分の髪の毛としてつきあっていけるのか?
だとしたら、例の増毛サロンの手法とは全く違うのではないか?
そもそも増毛サロンを解約したのは、髪の毛に人工毛を縛り付けて、定期的なメンテナンスに縛られる人生には金を払う価値はないと思ったからじゃないのか?
自分の髪の毛として、昔みたいに普通にシャンプーしたり、プールにいったり、女性と楽しく会話したり、立ち位置の角度を四六時中気にしている生活から抜け出せるのなら、それはものすごく価値のあることではないのか?
というか、かつて僕は、そんな生活に戻ることは絶対不可能だと思っていたので、そんなものが、もし金で買えるのなら、どんなに高くても買ってやるぞ・・・と思っていました。
そりゃもちろん、100億円といわれれば、さすがに無理だと思いますが、あの増毛サロンで提示された程度の金額(150万~200万円)だったら、本気の人間なら払えない金額ではないですよね。
もちろん、それだけの金額を出すに見合った価値があるのなら・・・という前提ですが。
しかし、自毛植毛のことを考え、調べていくうちに、この方法なら、僕が望んでいた、
『頭髪のことを何も心配せずに暮らせる生活』 というのが実現できる方法だと確信しました。
自分でなんとなく料金を見積もったりして、まぁ100万はくだらないだろうとは思いましたが、もし、これが200万だとしても、中古車1台分だと考えれば、決して無理な金額ではないと思いました。
もし、それで本当に、髪の毛のあった頃の生活に戻れるのなら、安いものじゃないのか? と考えるようになりました。
当時、僕は30代半ばです。仮に70歳まで生きたとして、そのうち、髪の毛がある人生が、60歳くらいまで続けば、御の字だろうと思いました。
自毛植毛の費用が仮に200万だとして、
30年間の人生をザックリと日割り計算してみると、一日あたり約180円くらいだとわかりました。
正直、安いと思いました。
一日あたり約180円で、他人の目を気にして、立ち位置に気を遣う生活や、蒸れた帽子を脱いで、自分の部屋で一人ホッとするという生活を抜け出して、堂々と本来の自分らしく振る舞える人生を本当に手に入れられるなら全然安いと思いました。
自毛植毛なら、自分の髪が再び生えて、伸びてくる
【問】
■実際に自毛植毛手術を受けてみて、どうでしたか?
今は心の底から満足しています。確かにそれなりの費用はかかりますが、僕が望んでいたことはすべて叶えられるものだったと思います。
光のあたる角度によって、頭皮の地肌が透けて見えていた部分が気にならなくなりました。これは、毎日実感できる変化です。そして、このことによって、立ち位置や角度を気にせず、人と向き合えるようになりました。
ついつい、気の利いたギャグなんかも出てきて、昔の自分に戻れたな~と実感しています。
自分の容姿に自信がもてると、女性に対しても堂々と振る舞えます。そうなると不思議なモノで、女性からも笑顔で話しかけられる機会が増えました。
自信のオーラのようなものが自分から出ているのを感じ取っているのかな・・・なんて思いますが、これは、結構本当のことなんじゃないかなと思っています。
以前の僕が話す言葉や態度には、どこか卑屈さがあったな・・・と今では思います。
堂々と振る舞えるというのは、異性だけでなく、同性からも一目置かれる存在になれるみたいですね。 なんか、そんな風に感じます。
もちろん、手術したばかりの数ヶ月間は、慎重に生活する必要がありますし、通院の必要もあります。ショックロスといって、一時的に移植した髪の毛が抜け落ちることも経験しなければなりません。
しかし、その後に生えてくる髪は紛れもなく自分の髪の毛として生えてきて、伸びるのです。
自毛植毛手術をしなかったなら、もともと、その髪の毛すらなかったのですから、ショックロスで毛が抜けるといっても、正直、『それがどうした』 という感じです。
自毛植毛のメカニズムをキチンと理解すれば、ショックロスで毛が抜けたからといって慌てることもないはずです。ショックロスは自毛植毛の一連の過程のなかで、必要なワンシーンでしかありません。
抜けるのが、自然というか、当たり前のことです。その期間が過ぎた後が、本当の新しい人生の始まりなのですから、そこまでは黙って辛抱するしかありません。
しかし、僕らのような薄毛、ハゲに悩んできた人たちは、もう十二分に色んなことに辛抱してきているので、術後、数ヶ月の辛抱なんて、どうってことないって感じる人が多いんじゃないかな~って思います。
その期間のことを心配するより、一日でも早く、新しい人生に踏み出す決心をした方が、よほど現実的な解決策です。
自毛植毛するということは、手術をするわけですから、当然、しばらくの間は痛みがあります。気をつけて生活する必要もあります。
しかし、これまでの人生で、自分の心が痛い思いをしてきたことに比べれば、その痛みは僕の場合は全く気になりませんでした。むしろ、『自分は、新しい人生を選び取ったんだ!』 ということを実感できる痛みで、なんというか、誇らしい気持ちにすらなりましたね。
結局、僕の自毛植毛手術にかかった費用は、120~130万円です。しかし、頭金20万、ボーナス払いナシという方法でしか払えなかった僕は5年の60回払いのローンを組み、利息やらなんやらで支払総額は150~160万円ほどになりました。
しかし、術後のアフターケア、数ヶ月間の診察費用も含まれていたので、これ以外に追加で費用がかかったことはありません。
そして、いったん髪の毛が定着してしまえば、特殊なメンテナンスは必要なく、普通の自分の髪の毛と同様にシャンプーして乾かして、ブラッシングするという生活です。
朝起きて、寝癖がついていることに喜びを感じられるのは、悩んで悩んで悩んだ末に自毛植毛した人が味わえる『贅沢な悩み』なのかな・・・なんて思います。
【問】
自毛植毛した部分というのは、その後、減りませんでしたか?
今現在、自毛植毛の手術から6~7年たっていますが、植毛した部分の毛が減ったとか、そういうことは特に感じていません。
普通の人と同じように、毎日たくさんの毛が抜けますが、同時に、たくさんの毛が伸びているので、全体の量に特段の変化は感じません。
もしかしたら、年相応に少しは減っているのかもしれませんが、それでも自毛植毛する前よりは、確実に今の方が髪の毛は多いですし、実際に、手術直後と比べて、髪の毛が減ったという実感は全くないのが正直なところです。
これは、自毛植毛したクリニックで勧められて続けている、プロペシア と ロゲイン の効果もあるのかもしれません。といっても、そのクリニックにずっと通い続けているわけではなく、プロペシアもロゲインもネットの輸入代行業者に依頼して入手しています。
あの増毛サロンと違って、僕が自毛植毛手術をうけたクリニックは永遠に患者を食い物にしようという気配は感じられませんでしたし、実際にそうなっていません。
そして、もっと言うと、自毛植毛の最後の診察の時に、担当医の先生が、プロペシアをクリニック等で購入するよりも、フィンペシアというジェネリック薬品を個人輸入すると安く買えるということを教えてくれました。
(もちろん、それらを利用するのは自己責任だけどね・・・ということも言われましたが)
クリニックで買ったプロペシアが無くなってからは僕はずっとフィンペシアを個人輸入で買っています。ロゲインは僕の場合は頭皮につけるのが面倒だったので、あまり使わなくなりましたが、後に、ロゲインの有効成分であるミノキシジルがタブレットになったものが買えることを知ってからは、それを使っています。
この2つは、それぞれ役割が違うので、併用することで相乗効果が得られると教えてもらいました。簡単に言うとプロペシア(フィンペシア等)は、髪の毛が抜けるサイクルを遅らせるというような効果。
一方、ロゲイン等(日本国内では大正製薬のリアップ)に含まれるミノキシジルは発毛を促進する効果があるとのこと。
つまり、毛が抜けるのを遅らせつつ、発毛を促進する・・・という、それぞれの役割の合わせ技でより効果的になるということらしいです。
【問】
では最後に、自毛植毛するうえで、なにか気をつける必要があるとしたら?
やはり、自分が自毛植毛した・・・ということは、知り合いや友人に、なるべくなら知られたくなかったので、僕の場合は自毛植毛する範囲(エリア)よりも、髪の毛の密度が濃くなることを重要視しました。
自毛植毛する際には、どの範囲に施術するのか?ということを担当医と打ち合わせをすると思うのですが、このとき、頭の模型なんかに線を書いて、施術するエリアを一緒に考えるわけです。
しかし、このとき話題になるのは、『どのエリアに、どんなカタチで植毛するか?』 ということが中心だったような気がします。
しかし、今まで明らかに髪の毛が無かったエリアに急に髪の毛が出現したら、周りの人たちはどう思うでしょうか?
『う、コイツあからさまに植毛したな・・・』 と思われるのではないかな・・・なんてことを考えていました。
だったら、生え際のラインは極力いじらないで、それよりも、薄くなっている部分の密度を濃くするという風に、限られたグラフト(移植のための自分の毛とその土台の部分一式)を使用した方が良いように思えました。
それで担当医の先生に、M字の生え際のラインは1cm程度、前進するくらいにして、その分、そり込み部分周辺と、つむじ、てっぺんの薄くなった部分の密度を濃くして欲しいと言いました。
といっても、施術するエリアは、ある程度、隣の髪の毛との隙間が空いている必要があるらしく、先生は、難しそうな顔をしていましたが、元から生えている毛に、多少の影響が出ることは覚悟の上でお願いしました。
元から生えている毛は手術によって、抜けてしまう可能性がありました。実際に結構抜けたのではないかと思いますが、結果的には、移植した毛とチェンジするカタチになったのではないかなと思っています。
医学的なことはわかりませんが、見た目の結果として、施術したエリアの毛は、以前よりも濃くなって、頭皮の地肌が透けて見えるということはなくなったので、狙い通りという感じです。
また、手術後、1週間は仕事を休んで誰とも会わないようにしたので、手術直後のガーゼ+ネットという姿はさらさずにすみました。
また、仕事場も基本的に、帽子をかぶっていてもOKな職場だったので、植毛部分のカサブタが残っている、ビミョウな時期もなんとか乗り越えることができました。
結果として、僕の場合は、誰にもバレずに自毛植毛が完了しました。
以前と比較して、髪の毛の量が増えているとか、濃くなっているということも、他人からすれば『何となく、そんな気がする』という程度のことなのかもしれません。
あえて、口に出して指摘する人はいませんでした。そうこうしているうちに施術エリアも完全に落ちついて、今では、『もとから、このくらいだった』 というような顔をして生活していますが、あのとき、新しい人生を選び取る決意をしていなかったら、今も僕は卑屈な人生を生きていたと思います。
そして、誰もいない部屋の中で蒸れた帽子を脱ぐときに、ひとりホッとする・・・ということを繰り返して年をとっていたのかもしれませんが、今、僕の人生は180度転換しました。
どうやら髪の毛さえあれば、若く見られる顔らしく、ギャグも冴えるようになってきたので、今は10歳以上、年下の彼女と同棲しています。お金が貯まったら結婚する約束をしています。
ニドー植毛相談所
自毛、人工毛植毛ともに手術可能。自毛植毛の費用の目安は、軽めのM字で、移植本数750本程度で基本施術料525,000円から。同程度の本数で人工毛なら20万円前後が目安。
頭髪意外にも、眉毛・まつげ・アンダーヘア等にも施術可能。サロンは札幌、仙台、高崎(群馬)、新宿、八重洲(東京)、名古屋、大阪、福岡に展開。無料相談を受け付けている。
湘南美容外科クリニック
手術料金の目安は、ハンドメイド自毛植毛1000本で28万円。無料カウンセリング、メール相談を受け付けている。また、学割や、50代、60代以上の人にシニア割引がある。
費用が20万以上の施術には金利ゼロ(36回まで)の医療ローンが使えたり、交通費の補助がある。
東京は新宿、渋谷、町田、立川、池袋で。その他、横浜、川崎、湘南藤沢、千葉、柏、大宮、名古屋、梅田、心斎橋(大阪)福岡、札幌でサロンを展開。
